パソコンはなぜ遅くなるか

FMV-BIBLO NF40TNPC:富士通 FMV-BIBLO NF40TN
OS:WindowsXP SP3
Memory:512MB→2GB

パソコンが遅くて仕方ないのでどうにかしてくださいとのご相談です。
そろそろ買い替え時期とも思うのですが、こちらはインターネットとメールと音楽を聞くくらいしかしないのに、わざわざ買い換えて慣れないOSを強いられるのは面白くないのです。タブレットも興味ありません。
調べたところメモリはすごく安いので、上限の2GBまで増設することにしました。
セキュリティソフトも、J:COMの「McAfee for ZAQ」が無料ではありますが、有償でももっと軽いものがあれば変えても良いと仰せです。
メモリ増設して動作を確認していただきました。
今までは、メールやIEのアイコンをダブルクリックしても反応が無くて、待てなくて何度もダブルクリックしていたそうですが、今回はすぐに開けるようです。
IEは遅いので、GoogleChromeをお勧めしました。
セキュリティソフトの「McAfee for ZAQ」は必要な機能を限定してインストールしてあるので、このままでも良さそうです。

さて、パソコンで大した事に使っていないのに、なぜ遅くなるのかとご質問です。
昔はデータが入りすぎていて、ハードディスクの空きが足りないという事もありましたが、今では遅くなる原因はWindowsUpdateとセキュリティソフトによるところが大きいでしょう。
WindowsUpdateによってWindows自体が購入時より多くのメモリを必要とするようになる。
表には出てこないけど裏でWindowsUpdateをダウンロードしたりします。
セキュリティソフトも、昔はウイルス駆除だけしていたのが、ファイヤーウォール機能を持つようになり、スパイウェアに対応し、迷惑メールや個人情報保護などと多くの仕事をするものが増え、「とにかく安心」と言われればそれをみんな購入する。
多くの仕事をする訳ですから、メモリも要求します。これも更新定義をダウンロードしたり、最新かどうかの確認作業をしています。
それからCPUに安価なものを積んでいるとパソコンは最初から遅いです。
パソコンの値段を安くしようとすると、CPUが安いCeleronですね。
では、どうして最初からメモリをたくさん積まなかったのでしょう?
このパソコンは2006年の製品です。
6年前はこれで十分だったんです。
その前がWindows98やMeですから、パソコンがフリーズするのは当たり前で、そこに出てきたXPはすごく良いOSでした。

それから、パソコンをシャットダウンして持って出かけようとすると、WindowsUpdateが始まってしまい待たされる。
これもイライラしますね。
自分の都合の良い時にWindowsUpdateをやれば良いのですが、多分やらないでしょう。
「コンピュータの電源を切る」の窓で、「重要な更新をインストールして電源を切るには、[電源を切る]をクリックしてください。更新をしないで電源を切るには、ここをクリックしてください]と出た時はクリックすると更新無しでシャットダウンできます。
でも、更新をしないでいると余計に溜まっていきますから、Windowsパソコンはあまり使わない人ほど使いづらくなります。

 

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