ユーザー名変更とOutlook不具合

ある会社さんで、辞めた従業員の使用していたPC(WindowsXP Profetional))のユーザー名を変えたいとご相談を頂きました。
「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」でユーザー名を変更することはできますが、それで変わるのはユーザーのフルネームだけなのでした。
ログイン画面には前のユーザー名が表示されます。
マイクロソフトのサイトに情報があって、ユーザーを新規で作って、その後環境をコピーすると言うものです。これを試してみました。
http://support.microsoft.com/kb/882563/ja
確かに前のユーザーの環境と同じです。ちゃんと動きます。
メールの送受信も問題なかったので、古いアカウントは削除することにしました。

ところが、新しいアカウントで再起動し、メールソフト(MS Outlook2003)を起動しようとすると、PSTファイル(個人設定ファイル)を前のアカウントの場所に指定しており、見つからないので起動できません。
一旦アンインストールして入れ直しても同様です。

コピーされた環境の中にある、前のユーザーでのOutlookの設定が残っているのでこれをクリアしなければいけません。
通常はその場所は表示されない設定になっているので、下記の通り設定を変更。

[スタート] > [設定] > [コントロール パネル] >[フォルダ オプション] を開く
[フォルダ オプション] の、[表示]タブをクリック
[すべてのファイルとフォルダを表示する] にチェックを入れる
[登録されているファイルの拡張子は表示しない] からチェックを外す
[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない] からチェックを外す

個人ファイル(PST)の場所は
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook\Outlook.pst
なので、「outlook」フォルダを「_outlook」などとリネームして再起動。

上記ではダメでした。Outlook自体の設定保存場所は
c:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Microsoft\outlook
なので、「outlook」フォルダを「_outlook」などとリネームして再起動。

今度はクリアできました。
これで、新規にOutlookを設定できます。
「_outlook」はもう不要なので削除。

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