「青少年と情報化社会」レジュメ

青少年問題協議会に出席、青少年と情報機器・情報サイトの利用についてのスピーチ内容です。


「青少年と情報化社会」
■インターネットはタダの道具であり、善も悪もない。
インターネットは人や企業や物との「出会い」を容易にしました。
 人と情報の出会い→検索サイト
 人と仕事の出会い→求人サイト
 企業と企業の出会い→ビジネスマッチングサイト
 不要な物を売りたい人と買いたい人の出会い→オークションサイト
 人との出会い→お見合いサイト、出会い系サイト
しかし、世の中には詐欺師もいれば、犯罪者もいて、インターネットは彼らにとっても便利な道具なのです。そして彼らはこの便利な道具をよく勉強しています。
■ネット上のトラブル
1. プライバシー侵害
女性の実名と連絡先を公表したというケースや、個人的なメールでのやりとりを本人に無断で公開。
2. いやがらせ
  “不幸の手紙”メールを多数の人に送り付ける、特定の人にその人を中傷するメールをしつこく送り続ける、子供の間でいじめの手段に使われることがある。また、友達や他人の作ったホームページの掲示板やブログを荒らして潰そうとする行為。
3. 犯罪利用
 詐欺行為や違法行為。犯罪として摘発された例としては、少女売春を装って契約金を詐取したり、わいせつな画像を送信したり、違法アダルトビデオをネット上で販売したなどの事件など
4. モラルの問題
 実際に起こった事件や事故などを題材にして、ネット上に流す例。”地下鉄内にサリンを撒いて死者の数を競う “ゲームが出回っていた、という話もあります。また、イラクでの香田さんの殺害映像を、携帯電話のチェーンメールで送られていたという話があり、非常に被害者や関係者の神経を逆なでするような行為。
5. 愉快犯
 ハッカーによる侵入やコンピュータウィルスのバラ撒きなど、他人に被害を及ぼすことを面白がる行為。
有名な2ちゃんねるからの2000年~現在まで31件(人数はそれ以上)の逮捕者のうち、15人が未成年者である。つまり子供たちは被害者とは限らず、加害者でも有りえる。
■ネット上をさまよう子供たち
出会い系・掲示板・チャットなどに多くの子供たちがいます。
 ひまつぶししたい子
 悩みのある子
 登校拒否の子
 病気の子
 ネガティブ傾向の強い子
 自殺願望のある子 etc…
2ちゃんねるの話題についていけないと友達づきあいができない
友達通しの掲示板上で噂話や人の悪口が行われている→いじめに発展
チャットの世界に入ってくる人は、特に女性は、悩んでいたり、心に隙がある状態の時が多いので、尚更標的にされやすい。
 親や先生がパソコン・インターネットの使い方がまだわからないうちに、子供たちはどんどん先にこの世界に入っていってしまいました。
インターネットは判断能力や責任能力に欠ける子供達にとって無条件で良いと言えるメディアではありません。それを買い与え、勝手に使わせるのは親の責任放棄と言えるでしょう。
■フィルタリングソフトの効果
 子供に見せたくないサイトをブロックするフィルタリングソフトで、パソコン用では「iフィルター」などは有名です。携帯電話用では、フィルタリング・ブラウザがメーカーから無料配布されていますが、携帯電話のWEB機能は小学生には不要。ただし、フィルタリングソフトは「子供を守る」という目的において、完全とは言えません。キーワードの「ヌード」を禁止語句に指定すれば、「カップヌードル」のサイトも表示されません。
 不完全であるにも関わらず、これを過信して子供に気をつけなくなれば、かえって危険です。過剰規制の問題とは反対に、ブロック漏れの問題も当然あります。規制される側のサイトでは、規制されないように、あの手この手で規制を逃れようとするケースがあるためです。
■親と子の情報化教育
日本では、親も子供もパソコンやインターネットを甘く考えすぎています。
諸外国では、既に多くの団体がインターネット上の安全について意識を高めるプログラムを若者や大人と一緒に始めています。
ネットスマート・ルール(Net Smart Rules)
(NCH Action for Children(http://www.nchafc.org.uk)を参照)。
・あなたの親や保護者が具体的に許可しない限り、インターネット上で出会った誰に対してもあなたの自宅の住所、電話番号又は学校名を決して教えないこと。
・あなたの親や保護者にまず確認を取らない限り、誰に対してもあなたの写真、クレジット・カードや銀行口座の詳細その他のどんな情報も決して送らないこと。
・たとえ親友であろうと、誰に対してもあなたのパスワードを決して教えないこと。
・あなたの親や保護者からまず承認を得ない限り、決して誰とも実際に会う約束をしないこと。そして、初めて会う時にはあなたの親や保護者について来てもらい、必ず公共の場所で会うこと。
・あなたを不快にしたり不安にしたりすることを発言したり書いたりする人がいるチャットルームや会議には決して出入りしないこと。そして、そのようなことがあったら必ずあなたの親や保護者に報告すること。
・卑わいな、きわどい又は粗野な電子メールやUsenetグループの投稿に決して返信しないこと。
・オンラインで罵詈雑言や不快な画像を見掛けたら必ずあなたの親や保護者に伝えること。
・常にあなた自身でいること。そして、他人のふりをしたりあなたの人物像を偽ったりしないこと。
・誰かが信じられない程いい申し出をしたとしたら、それは恐らく信じてはいけないものであるということを常に忘れないこと。
■最後に
 大人たちは、五感をフルに活用して、子供達が元気でいるか、幸せか、悩みは無いかを感じることが大切だと思います。多くの情報の中で生活している私達ですが、一番大切なのはオフラインです。

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