この時期、高齢なお客様から確定申告のサポートを依頼されます。
パソコン等の操作のサポートはできるけれど、申告内容についてはお断りしています。
そもそもスマホのマイナポータルでやれば一番簡単なのです。
普段からそうお勧めしているのですが、なかなか受け入れて頂けません。
まず、パソコンでやろうとするのでカードリーダーが必要になります。
スマホでやればスマホのカメラでできるのに。
スマホでやれば源泉徴収票をスキャンして自動でデータを読み取ってくれるのに、パソコンで自分で入力することになり入力を間違えます。
医療費控除はExcelの入力フォームが用意されているのに、自分で手書きして電卓で計算するので計算を間違えます。
入力途中で画面が飛んでしまうのはタッチパッドに袖が当たっているからで、パソコンのせいではありません。
入力はパソコンでやって、紙に印刷して提出するのだそうです。
そんな画面を一緒に見ていると、しきりにeTaxへのお誘いが出ます。
マイナポータルアプリも課題はあると思いますが、そもそも制度がわかりづらいし、ユーザーがまともにスマホを使っていません。
さらに言うと画面に出ている案内を読んですらいません。
確定申告で差し迫ってからやるからパソコントラブルとも重なって余裕が無くなります。
税理士事務所勤務経験のある私ですが、会社の経理も確定申告も自分でやりますが、ちゃんと専門ソフトを使います。
自分の間違いは自分では見つけられません。
変わって行く税法や通達を追いきれません。
日頃からスマホ・マイナポータルを準備していれば、マイナポータル連携で寄付金控除や保険控除もデータで取得できて簡単に終わるのです。
普段のパソコンサポートの訪問時についでにマイナポータルも見てさしあげるのですが、拒否されることが少なくありません。
確定申告のお手伝いはできません。それは税理士の仕事です。
「そばに居てくれるだけでいい」のでしたら・・・