ペーパードライバーからの脱却

出張サポートの仕事を始める前、私はペーパードライバーだった。20年ほど前に宮崎県で免許を取って、その後たった1度運転しただけだった。
サポートの仕事を始めてしばらくは電車やバスで移動していた。しかし、この仕事けっこう持ち物が多い。ノートパソコンや予備の部材など、それに交通費がかかりすぎる。そこで大決心して運転することにした。


ところが怖くて怖くて大変だった。近所の慣れた道が車の運転席から見ると違う場所のように見える。いつもは見もしない標識の意味がわからない。前も後ろも左右も注意して、神経がすごく疲れた。


車は夫のもので、旅行するときのためにと買ったカーナビがついている。カーナビ無しではもちろんどこにも行けないのだが、このカーナビが時々私をおちょくるのだ。真っ直ぐで良い道をわざわざ左折させて、Uターンして元の道に戻させるわ、高速道路の途中で「目的地周辺です、お疲れ様」とか・・・。
さらには、ある日移動の途中でこのカーナビ故障したのである。

地図が出ない・・・(泣)


全然自慢にならないが、方向音痴である。
3回まわったらどっちを向いているのかわからない。遅刻しながらなんとか2件訪問して、家に帰り着いたのは夜の11時過ぎだった。