ピアノのレッスン

ピアノ

ピアノを習い始めて15年になります。

15年前のある日、仕事の途中で車を路駐して、時間調整していたらピアノ教室の看板が目に入りました。
当時はパソコンサポートで起業して5年目、会社設立して2年目でほぼ休み無しで朝から夜まで働いていて、
ちょうどテレビアニメの「のだめカンタービレ」を見てはまっていた私は、ふらっと体験レッスンの申込などして、体験レッスンを受けてみたらまたどんどんはまってしまったのでした。
ピアノというのは自宅に無かったら練習ができません。私の子供の頃は、ピアノのあるお宅というのはお金持ちでした。今は自分の稼ぎで欲しいものは買えます。まず楽器店に行って、電子ピアノとエレクトーンの違いを教えてもらいました。

そんな訳でピアノを習い始めたのが約15年前。
子供が習うのと違って40代、私の指も頭もパソコン用にできあがっていました。
手首を固定せずにキーボードではなく鍵盤を押すのは大変でした。
練習すればするほど暗譜してしまうので、楽譜はいつまでたっても読めません。
先生から暗譜禁止令が発せられます。

それでも、少しづつ本当に少しづつですが、霧がふっと晴れて何かができるようになる瞬間が楽しくて、気がつくと15年が過ぎています。
子供が習うのと違って、自分のわかるものと関連付けて、理屈で理解しようとしてしまいます。
50年以上生きてきて、脳の使ってこなかった部分を起こしているような、パソコン用の人間になってしまった自分の、まるでリハビリをしているようです。
老眼なので、五線譜の音符の位置を見るのに苦労します。
そんな中で、新コロナウイルスでレッスンが止まってしまいました。
前に先生が「コードを覚えたほうが良いかも」と仰っていたので、Youtubeでコード入門を見てみました。
動画はとてもわかり易く、知らなかったことがわかるのは楽しい。
仕事でICT支援員をしているので、仕事にすれば覚えられるかと思い、iPadでGaragebandもやってみました。
これも技術的にはだいたいわかりました。

ところが、勉強したそれらがピアノを弾くことと繋がりません。
まるで歯車が合わないような、どれもそこそこわかるけど、バラバラの状態です。
急がないから・・・と思っていたら、いつまでたっても進歩しません。
先生、そろそろレッスン再開をお願いします。

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