映画『幸福路のチー』を見たよ

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幸福路のチー

ずっと見たかった映画「幸福路のチー」。FODで見れました。これは吹替版。
「台湾版ちびまる子ちゃん」とか、「台湾版この世界の片隅に」とか言われ、「Always 三丁目の夕日」のように温かい。
「ノスタルジー」で簡単に片付けるわけにはいかない。

チーが生まれたのが1975年。私と13歳しか違わない。
同じように「ガッチャマン」を見て、同じようにお母さん達は内職をしていた。
屋根の上にも登ったし、布団が干してあった。
田舎には方言を話すおばあちゃんもいて、何を言ってるのか時々わからなかったけど、子供の頃弟が生まれた時はこっちに来て、おはぎを作ってくれた。
海の向こうに憧れた。
もっと遡れば、私達は同じ国だったのです。
ひまわり運動の時は、ニコニコ動画で見守り続けました。

この映画で見る台湾の現代史を知らないと、映画を見てもピンと来ないかもしれません。
例えば、台湾では世代ごとに教育が変わったので、習った言葉が違う。
映画の背景を解説しているサイトもあるので、興味のある人は読んでみて欲しいと思います。

そんな個人的想いを別としても、チーの過去と現代とが行き来する手法も面白い。
叔父のウェンの声を、ウェイ・ダーションが当てているのもざわざわ胸が騒ぐ(しかもそっくりw)。
もう一度字幕版を見たいと思います。
そして、宋欣穎(ソン・シンイン)監督の現在製作中の実写映画『Love is a bitch』も楽しみにしています。


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