「返校 -Detention-」にはまった

返校

遅ればせながら、「返校 -Detention-」にはまっています。

2017年、台湾の「赤燭遊戲(Red Candle)」開発のホラーゲーム。
私がプレイしたのはSteam版です。
舞台は1962年(私の生まれた年だ!)の台湾。中国国民党による白色テロを題材にして、悲しく恐ろしいストーリーが繰り広げられる。
当時は本を読むことが禁じられていて、政府発禁の書物を読む読書会が発覚、多くの教師と生徒が逮捕され殺される、そんな時代を背景に、生徒たちの恋心が悲劇を生みます。

もともとゲームは不慣れで、この歳になって初めてゲーミングパソコンを購入。
でもこのゲームはそんなにハイスペックでなくても大丈夫。
前から気になっていたこのゲーム、そもそも病的に方向音痴な私は、今どこにいるのかすぐにわからなくなるし、どの部屋がどこだったのか迷路でも無いのにわからない。
難しくて、すぐに挫けて攻略サイトへ・・・。攻略サイトを見てもバッドエンド・・・。

そして、去年からお気に入りに入れてあったNetflixのドラマ版をイッキ見。
こちらは、ゲームの舞台から30年後の物語。
戒厳令が1987年に解かれるまで、40年にわたって恐怖政治が続いて、まだ時代の色も変わりきらないこの同じ場所で、また悲劇が繰り返される。

さて、再度ゲームにリベンジする前に、去年公開の映画「返校 言葉が消えた日」も見ました。

こっちは原作に忠実なので、ゲームのわからなかったところがわかったり、やっと学校のマップが頭に入ってきました。
ホラーだけど切なく悲しい物語。
見終わってから、ゲームの四章をやり直し、今度はトゥルーエンディング。

返校

台湾のゲーマーさんが、日本語で解説動画を上げてくれてます。

【下手な日本語で】台湾製ホラゲDetentionの考察&ネタ解説をやってみる

↑ これは、クリアしてから見ました。
台湾の時代背景とか知らない人にもよくわかる良い解説です。
見ると、つくづく良く計算されたゲームだとわかります。
物語に出てきた厨川白村著「苦悶の象徴」は、国立国会図書館にデジタルコレクションの一つとして公開されています。

そして、続く「環願Devotion」も映画化に向け準備中とのこと。
ゲームの配信は、販売開始直後に停止されてしまったものの、今は直販サイトでダウンロード購入できる。
これも購入済なので、楽しみです。

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