自宅のパソコンには、EXCEL2003と互換機能パックが入っています。
そのファイルに含まれる機能が2003では使えないわけです。
自宅のパソコンのEXCELも、バージョンアップしなければいけないのでしょうか?
もちろんバージョンアップすれば、ここでは問題解決するでしょう。
では、他の人も、他の取引先も、みんなバージョンアップせよということになります。
そもそもこの現象は、ファイルを作った側が保存形式を「97-2003 ブック(*.xls)」で保存すれば良いのに、2007形式(*.xlsx)で保存したから起こった障害で、作成側で回避できる問題です。
いちいち面倒なら、EXCELのオプションで保存形式をあらかじめ「97-2003 ブック」にしておけば良いです。
この問題については、大学関係では案内されているはずですが、特に東京農業大学の案内がわかりやすい。
Excel 2007-2003 ファイル互換について
会社でOFFICEのバージョンが違うものが1台混在すると、上記の問題がとても不便で、知らずに購入した会社はたいていこのようなトラブルに見舞われています。
EXCELの講習会を請け負うことがあるので、バージョンが変わるたび新機能を確認しますが、2002以降のバージョンアップの新機能で、「これはぜひ使いたい」と言われるものはありません。
生徒さんにもテキストには載っているので紹介しますが、結局使わないような機能です。
ましてや互換の問題が起こるかもしれないリスクを犯してまで使いたい機能はありません。
自宅のEXCELのバージョンが古かったおかげで、かえってこういう問題があることに気付けました。
知らないうちに他人に迷惑をかけないよう注意しましょう。
ちなみに、私も慣れれば使いやすいのかもしれないと、しばらく併用して使っては見ましたが、やはり互換性の問題でトラブルやイライラすることが多く、使用を断念してアンインストールしました。