• 2023年5月8日

ThunderbirdとOCNとGmailでトラブル

パソコンの交換で、メールのトラブルが発生しました。

Windows10のパソコンから、Windows11のパソコンに、Thunderbirdをデータ移行したのです。
その時は送受信テストもしていて、問題無いと思われたのですが、メールをあまり使わないお客様なので受信できないことに気づかなかったのです。
受信設定は通っていて、処理中で時間がかかってThunderbirdが応答なしになります。送信はできます。

アカウントのエラー

延々と待っていると、アカウントのエラーが出ました。

メールボックスにメールを書き込めませんでした。ファイルシステムに書き込み権限があるか、ディスクに十分な空き容量があるか確認してください。

アカウントのエラー

Thunderbirdのトラブルシューティングモード(以前のセーフモード)で起動しても同様です。

Thunderbirdトラブルシューティングモード Thunderbirdトラブルシューティングモード

インストールしたばかりなので、バージョンは最新 102.10.1(64ビット)です。
OSはWindows 11 Pro 22H2
再起動も未改善。
セキュリティソフトはWindowsのDefenderです。
上書きで再インストールも未改善。
フォルダの最適化も未改善。

とりあえず、応急処置としてOCNメール(WEBメール)を使えるようにしました。
そして、Gmailで受信設定を追加しました。
ところが、Gmailで送信設定をすると、認証も完了するのにGmailからエラーが返ります。

Gmail送信設定

Client host rejected: Relay Access denied(E041)

この障害はGoogleのコミュニティで話題になっていました。

Gmailのアプリを利用し、OCNのメールをPCおよびアンドロイドOSから送信していましたが、2019年10月20日より突如送信が次のエラーでできなくなりました(受信はできます)。

OCNのサポートでは対象外で、多くの人が未だに対応策が無いようです。しかも、発生する人としない人、受信できる時もあるなどと曖昧な状況のようです。
OCNでロックがかかるケースもあり、それはいつ解除されるかなどサポートは回答しない。

しばらく時間を置いてから再度送信してください。
一時的な受信制限が解除されると、メールを送信することができるようになります。

※受信制限解除の時期は送信先の事業者によって異なるため、OCNからは明示できないことをご了承ください。

OCNメール(WEBメール)で問題無ければOCNのせいではないと回答されます。
私も別のお客様の原因不明なメールトラブルの経験があります。
あの時もOCN + Thunderbirdでした。送信できなかったのですが、しばらくしたらできるようになったのです。
複数のパソコンで同様に起こった障害でしたが、OCNのサポートはThunderbirdのせいだと言うだけでした。

急ぎのメールだけ対応していただいて、翌日作業継続。
Thunderbirdをアンインストールして、念の為残ったThunderbirdフォルダはリネームした上で、新たにThunderbirdをインストールし、新規でメールアカウントを設定すると送受信できました。
すると、Gmailも送信できるようになりました。
Thunderbirdが受信に失敗していたのが原因だったと言うことでしょうか。

Thunderbirdの原因は、フォルダかファイルの損傷かもしれないと思います。
popstate.datファイルを削除して直ったという人もいましたが、今回はそれもダメでした。

参考(感謝!):

Thunderbirdが「メールをメールボックスへ書き込めませんでした。」と言いだした対策。
OCNメールが送信できない

 

  • 2023年5月7日

毎度の詐欺画面

パソコンの画面に、詐欺サイトが出たそうでSOSです。
以前にも出たやつ、うるさくしゃべるやつです。
以前も対処法はお教えしましたが、もうお忘れでしょう。
[Alt]+[F4]を押して頂くと静かになりました。
さらに全部消えるまで[Alt]+[F4]を連打して頂き、後ほどリモートでパソコンの確認をしました。

何かインストールされている気配はありません。
拡張機能もありません。

詐欺サイト

ブラウザの履歴を見ると、地図をご覧になっていたようです。
Googlemapを見ていて、「map-mania.com」から「WindowsコードFirewall0x268d3」に移っています。
そして、別のサイトに誘導されて複数表示されているのが詐欺画面です。
「map-mania.com」には広告がたくさんあります。広告からやられたのでしょう。
念の為、履歴も削除。

他のブラウザも念の為確認。
ついでにWindowsUpdateも確認。
Windows11へのアップグレードの準備ができているので、余裕のある時にやった方が良いですね。

LINEに何か出るけど拒否しているとのこと。
何なのかわからないので、また出たらスマホで写真撮って送ってください。

  • 2023年3月21日

Synology NASでデータ共有

PPAP方式(パスワード付ZIPファイル)に替わるデータ共有の為に、SynologyのNASで外部とのデータ共有を設定しました。

NASの管理画面にサインインし、[File Station]を開き、共有したいフォルダを作成する。

共有用フォルダをクリックして、[操作]ー[共有]を開く

共有パス・共有リンクを確認
[セキュア共有を有効にする]にチェックし、
プライバシー設定:パブリック・パスワード保護
パスワード:(任意のパスワード)
詳細オプション:必要に応じて有効期間等設定

共有リンクをコピーして、共有相手へ伝える。
この時、共有リンクとパスワードは別の方法で伝える。決して同じメールに記載しない(あたりまえ)

これで、共有相手はリンクから設定されたパスワードを入力して共有画面に接続する。

送信側は、エクスプローラーで共有フォルダを操作でき、共有したフォルダへのショートカットをデスクトップなどに作成すれば効率良い。

ネットのファイル共有サイトを使うのは、広告があるのでお勧めしない。不慣れなお客様で、広告を間違えてクリックして怪しげなアプリが入ってしまったことがある。

  • 2023年2月18日

Support-LogMeInRescueとTeamViewer_Setup_x64がダウンロードされた

流行りのMicrosoftを騙る詐欺に会ってしまったそうです。途中でおかしいと思ってパソコンを終了したそうですが、心配なので見て欲しいとのこと。

リモートで接続して確認しました。
特に怪しいアプリがインストールされている様子はありませんが、ダウンロードフォルダに「TeamViewer_Setup_x64.exe」と「Support-LogMeInRescue.exe」があります。

これらは削除。

リモートサポートアプリの「TeamViewer」や「LogMeIn」の試用版を利用した詐欺のようです。
Defenderが「望ましくない可能性のあるアプリ」として、「PUA:Win32/SpeedChecker」を検出しています。
今日のパソコン起動時のフィルタで、詐欺画面と関係あるかどうかわかりませんが、一応削除。

保護の履歴

SpeedChecker

  • 2023年2月9日

Nortonの支払いが自動更新されます

メールを確認していて、Nortonのメールがありますが、お客様のパソコンにはNortonは常駐していません。
解約手続きをご希望です。
Nortonのサイトにログインしたいのですが、パスワードを紛失しています。パスワードリセットして、契約内容を確認。解約方法を調べますが、ヘルプにある方法は該当しないようです。
チャットで問い合わせをすると、すぐに日本人が対応して、無事解約できました。

昔は、電話で問い合わせすると外国人が出て、埒が明かなかったりで、消費者センターに報告しましたが、随分良くなりました。

  • 2023年2月5日

Google Chromeのパスワードマネージャを整理する

会社で退職した社員が使用していたパソコン、Google Chromeのパスワードマネージャにその退職者の保存したパスワードが大量にあります。
会社には、彼のしていた仕事を把握している人がいません。後任社員もいません。他のパソコンとの同期もありません。
Windowsアカウントのメールアドレスや、メインに使うGoogleアカウントは変更済みです。
明らかに不要なものもありますが、必要なもの、変更が必要なものがありそうなので、しばらく様子を見てきましたが、1年以上経ちましたので、整理することにしました。

Google Chromeのパスワードマネージャは、一つづつしか削除・編集ができません。
彼のデータは100以上あるので、一旦エクスポートして、全部パスワード削除、必要なパスワードのみインポートしました。

パスワード削除は、右上の[︙]をクリック→[その他のツール]→[閲覧履歴を消去] をクリック。
[閲覧履歴データの削除]が開くので、[全期間] を選択、[詳細設定]タブで、削除する情報を「パスワードとその他のログインデータ」を選択、[データを削除] をクリック。

これでスッキリしました。

  • 2023年1月14日

不審なアクティビティが原因でWINDOWSがブロックされました

WindowsDefenderのセキュリティ警告のふりをしています。

不審なアクティビティが原因でWINDOWSがブロックされました。
ウィンドウズ疑わしい活動のために禁止されています。あなたは私達に連絡しなければなりません すぐにエンジニアが案内してくれます 電話による削除プロセス、だから私たちのエンジニアウィンドウズ疑わしい活動のために禁止されています。あなたは私達に連絡しなければなりません すぐにエンジニアが案内してくれます 電話による削除プロセス 5分以内にお電話ください。um コンピュータの完全なご動作を避けるため。

面白い日本語です。
[Alt]+[F4]を押して閉じるだけです。

これはそれで終わりましたが、設定を確認すると、Microsoftアカウントへのサインインでアカウントにロックがかかっていました。
このパソコンで何度かパスワードの入力に失敗してロックがかかったようです。

WebからMicrosoftアカウントにログインして、スマホで認証してロック解除しました。
WindowsUpdateも全部完了。

  • 2022年11月8日

iMacのMacOSアップデート

お客様のiMacのMacOSがmacOS High Sierraで、2022年8月31日サポート終了していました。
その後、アップデートが通知されていません。

このままでは不具合の修復もされません。
昨年、High Sierraにアップデートした時に一緒にMontereyもダウンロードしていました。
この間、ご依頼が無かったのでHigh Sierraのままだったようです。
App Storeでもソフトのアップグレードができません。

幸い、Montereyがダウンロードしてあるので、それをインストールして見ることにしました。
念の為バックアップをGoogleDriveにして、時間はかかりますが仕方ありません。
訪問中には終わらないので一旦撤収。続きはリモートでサポートすることにしました。

翌朝、アップデートは終わったようです。
でも、iMacの動作がひどく遅いそうなので、この機会にパソコンでできることは全部iPadでできるようにして頂きました。
特にメールがなかなか起動しないそうで、前にもメールはトラブルを起こしていますし、Gmailでもできることはそちらでやるようにして、iMacは落ち着くまで待っていただきました。

数日後、リモートで確認すると、MacOS Venturaまでアップデートされていました。
前より動作が遅くなるのは仕方ありません。
アップデートさえできればiMacを使い続けられます。

MacOSがVenturaになったら、Brotherの印刷アプリやControl Centerが起動できなくなっていました。

アップデートについてメーカーに問い合わせろって言ってます。

Control Centra
Brotherのサポートサイトで確認すると、どうやらMacOS Venturaには対応しなくなったようで、後継アプリが公開されていました。
「Brother iPrint&Scan」「iPrint&Scan Push Scan Tool」をインストール。
これでスキャンができます。

これで一安心。
あとは、キーボードの設定がUSキーボードになってしまっているようなので、これは次回。

  • 2022年10月5日

怪しいポップアップに電話をかけそうになった息子さんを高齢なお母様が止めた話

息子さんのパソコンに、怪しいポップアップ警告が出てすぐにMicrosoftの名前で電話をかけるようにと出たそうです。
電話をかけようとする彼を、高齢なお母様が止めて、私に電話をかけて来られました。
電話は止めたけど、ポップアップの画面をクリックしてしまったので、心配なので見てほしいとのことで訪問しました。

パソコンの設定など確認して、しばらく様子を見ましたが特に問題は無さそうでした。

このお母様のパソコンにも、5年ほど前にそんなポップアップが出て、その時も点検しました。
その時は食べログの広告にまぎれて出てきた画面でした。
共通点はトップページがYahooであることです。

  • 2022年7月9日

Cookieって何ですか?

近頃、Cookieについて、個人のお客様から質問され、法人のお客様からは海外での業務において問題になっているので、整理しておきたい。

パソコンやスマホでホームページを見ていて、よく画面に出てくるのがこのCookieについての承諾。
「OK」またはCookieの内容をカスタマイズするか選択するように求められます。
ブラウザがユーザーの情報を記憶していて、便利に使えるようにしている仕組みですが、悪用されるリスクもある、簡単に言うとそういうことです。
わかりやすく解説しているサイトはたくさんあるのですが、まずは画面に表示されている文章を読んで欲しい。
もちろん、読んでもわからないでしょう。わからないから聞いてるのは承知の上です。
でも、それでも読むことは大切です。誰かに聞いて簡単に答えを教えてもらう。
それが間違っていたらどうします?
以前はそれで良かったかもしれないけど、ネットの事情はどんどん変わります。世の中もどんどん変わります。

Cookie試しにスマホのブラウザのCookieを無効にしてしばらく使ってみるとわかります。
理屈ではなく体感してわかります。
便利さとリスクの間のバランスを体感して、自分の価値観で考えてみてほしい。
みんなと同じにしますか?
みんなと同じなら間違ってても諦めがつきますか?
大手のサービスにお金を払って全部お任せしますか?
詳しい社員に聞いて済ませますか?
お金を払ったら安心ですか?

このCookieは個人情報に含まれます。
EUではGDPR(一般データ保護規則)により、EU域外へCookie等を含む個人情報が移転することを禁じました。
その為、多くのホームページやアプリでCookieの承諾を求められ、承諾しないなら使えなかったりページが見れなかったりします。
大切なことは、自分や自社がどのようにネットを使うのか、ポリシーを持つことでは無いでしょうか?
ただ恐れるのではなく、難しくてもITやネットを受け入れ、ある程度学び、ある程度妥協し、そのバランスを自分で受け入れていくことかと思います。

私もお客様(会社も個人も)の環境事情や、ITスキル・リテラシーの度合いによって、また経済状況によって、さらに年齢・性格などによっても対応を変えます。
できそうであれば厳しく指導しますし、病人にまでそれを求めることはしません。