• 2022年7月11日

キーボードの数字が入力できません

お客様から、「銀行のログインができません」とSOSが来ました。
この申告をそのまま受け取ると、銀行との契約か何かと受け取りそうですが、とりあえずリモート接続で画面を一緒に見てみると、文字入力ができないようです。
前回訪問時にはできていたので、おそらくはNumlockキーが無効になっているか、その逆も有りえます。

Panasonic Let’s Noteのキーボード、このNumlockキーを有効にすると、

キーボード

789
 U I O
 J K L
  M

 ↓

7 8 9
 4 5 6
  1 2 3
   0

となります。

このデスクトップのキーボードだと、Numlockキーが有効なら電卓のようにテンキーが使えます。

逆にNumlockキーがOFFだと、テンキーが使えません。
実際にNumlockキーがOFFのまま、「このテンキーは使えないのだ」と思っている人も少なくありません。

では、このLet’s Noteに外付けディスプレイと、キーボードを接続して使ったらどうなるでしょう?
そう、ちょっと面倒なことになります。
内蔵のキーボードではNumlockキーはOFFにしたいけど、外付けキーボードのNumlockキーはONにしたいところですが、そういう設定オプション(Numlock非連動)は無さそうです。この問題はよくUSB接続のテンキーで発生します。
外付けのキーボードを使うなら、内蔵のキーボードは使わない、またはそういう仕様と理解の上、切り替えながら使うとしましょうか。

このお客様はノートパソコンの内蔵キーボードをお使いなので、右側のテンキーでダメなら上部の数字キーを使ってみて、それで入力できるならNumlockキーを押してみていただくようご案内しました。
なぜNumlockキーがOFFになってしまったのか?それは手が当たったかもしれませんね。

  • 2022年7月9日

Cookieって何ですか?

近頃、Cookieについて、個人のお客様から質問され、法人のお客様からは海外での業務において問題になっているので、整理しておきたい。

パソコンやスマホでホームページを見ていて、よく画面に出てくるのがこのCookieについての承諾。
「OK」またはCookieの内容をカスタマイズするか選択するように求められます。
ブラウザがユーザーの情報を記憶していて、便利に使えるようにしている仕組みですが、悪用されるリスクもある、簡単に言うとそういうことです。
わかりやすく解説しているサイトはたくさんあるのですが、まずは画面に表示されている文章を読んで欲しい。
もちろん、読んでもわからないでしょう。わからないから聞いてるのは承知の上です。
でも、それでも読むことは大切です。誰かに聞いて簡単に答えを教えてもらう。
それが間違っていたらどうします?
以前はそれで良かったかもしれないけど、ネットの事情はどんどん変わります。世の中もどんどん変わります。

Cookie試しにスマホのブラウザのCookieを無効にしてしばらく使ってみるとわかります。
理屈ではなく体感してわかります。
便利さとリスクの間のバランスを体感して、自分の価値観で考えてみてほしい。
みんなと同じにしますか?
みんなと同じなら間違ってても諦めがつきますか?
大手のサービスにお金を払って全部お任せしますか?
詳しい社員に聞いて済ませますか?
お金を払ったら安心ですか?

このCookieは個人情報に含まれます。
EUではGDPR(一般データ保護規則)により、EU域外へCookie等を含む個人情報が移転することを禁じました。
その為、多くのホームページやアプリでCookieの承諾を求められ、承諾しないなら使えなかったりページが見れなかったりします。
大切なことは、自分や自社がどのようにネットを使うのか、ポリシーを持つことでは無いでしょうか?
ただ恐れるのではなく、難しくてもITやネットを受け入れ、ある程度学び、ある程度妥協し、そのバランスを自分で受け入れていくことかと思います。

私もお客様(会社も個人も)の環境事情や、ITスキル・リテラシーの度合いによって、また経済状況によって、さらに年齢・性格などによっても対応を変えます。
できそうであれば厳しく指導しますし、病人にまでそれを求めることはしません。

  • 2022年7月7日

ネットが遅い原因は保安器だった

以前からインターネットが遅かったお宅です。
その前がADSLで、CATV(J:COM)の勧誘を受けて安いコースを契約しているので、ベストエフォートと言われれば仕方なく、FTTHに乗り換えて速度は早くなっても料金は安くはなりません。
そこにJ:COMの作業の人が、雷対応の機器が古くなっていたので交換したところ、インターネットが早くなったそうです。
雷対応の機器というのは、おそらく保安器のことでしょう。
こちらがJ:COMを契約したのは2013年。その頃からインターネットは遅かったのですが・・・。

  • 2022年7月5日

EXCEL2016で開けないファイルがあるそうです。しかも、今朝は開けたファイルが開けない。開けるファイルとの違いもわからない。拡張子の違いとかでは無いようです。
Excelを管理者として起動すると開けますが、それではおかしい。

パソコンを再起動しても、Officeの修復をしてもNG。
リモートで確認すると、パソコンのアカウントがMicrosoftログインになっています。
これはWindowsUpdateで誘導されてなってしまったので、ローカルログインに戻します。
OneDriveも同期設定になってしまっています。
開けるファイルも、「Excelを使用中にキャッシュされた資格情報の有効期限が切れているため変更内容をアップロードできません。」などと警告が出たりしています。

OneDrive同期

そもそも、こちらのパソコンは誰とも共同編集などしていません。おそらくWindowsUpdateのタイミングで設定変更を誘導されたと思われ、OneDriveの「Officeアプリケーションを使用して、開いているOfficeファイルを同期する」のチェックをはずして共同編集を無効にしたところ、全部正常に動作しました。

  • 2022年7月5日

ThunderbirdでGmailがエラー

ThunderbirdでGmailを受信しているお客様、突然受信できなくなりました。

gmail.comのパスワードを送信できませんでした

xxxxx@gmail.comのパスワードを送信できませんでした。メールサーバー pop.googlemail.com からの応答:Username and password not accepted

ネットでググって対応(感謝!)。
【Gmail】 メールアプリ(Thunderbird)で受信できないので対処する

[Thunderbird]の[設定]-[プライバシーとセキュリティー]で、
「サイトから送られてきたCookieを保存する」にチェック。
「サードパーティCookieの保存」は「訪問したサイトのみ許可」

[Thunderbird]の[設定]-[アカウント設定]で、
Gmailアドレスの[サーバー設定]で、「セキュリティ設定」の[認証方式]を[OAuth2]。
Gmailアドレスの[SMTPサーバーを編集]で、「セキュリティと認証」の[認証方式]を[OAuth2]。

ThunderbirdでGmailを受信しようとすると、Googleのログイン画面が出るので、ログイン。
「Mozilla Thunderbird EmailがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」と出るので、[許可]。

これでおしまい。

  • 2022年6月30日

紙の領収書廃止のおしらせ

弊社は、2022年1月に電子帳簿保存法の改正に伴い、紙の領収証・報告書を廃止致しました。
メール・データ共有等にてお渡ししますので、予めご了承ください。

  • 2022年6月24日

iMacをMacbookのサブディスプレイにする

M1 Macbook Airを使っています。iMacも使っています。
このiMacも画面が綺麗で、使いやすくていい子です。
そこで、iMacをMacbook Airのサブディスプレイにしてみました。

「luna display」

USB Type-C で接続します。

luna display luna display

To begin, go to:
www.lunadisplay.com/start

そこで画面の案内に従ってアプリをインストール。

luna display

ディスプレイの配置を選んで、細かく設定したければ[Custom]で。

luna display

配置やディスプレイ設定をすると、マルチモニターの出来上がり。

luna display

Windowを動かす時に、画面が少しカクつきます。
あと、Macのマウスって、マウスポインターを見失った時に探す「シェイク」が使えなくなりました。
これはちと痛い。

でも、これでメインのMacをMacbook Airに替えられます。
ちなみにWindowsパソコンでiMacに出力することもできます。色の調整がめんどくさそうですが。

  • 2022年6月22日

LiveメールからThunderbirdへメールを移行できますか?

DELLパソコン購入から設定の続きです。

Liveメールは2017年に終了しました。
その当時もパソコンの買い替えに伴って、移行には苦労したものでした。
以前はThunderbirdのアドオン「ImportExportTools」を使いましたが、これが長期間メンテナンスされておらず、「ImportExportTools NG」というのがあります。ぐぐってみると、情報がなかなか見つかりません。こちらはサブフォルダが大量にあって、うまくいかない要素がたくさんあります。

ImportExportTools NG

まず、Thunderbirdにアドオン「ImportExportTools NG」をインストール。
受信トレイをクリックして、「ツール」→「ImportExportTools」→「フォルダからすべてのemlファイルをインポート」→「サブフォルダも含む」をクリック。
バックアップしたメールのフォルダ構成を確認して、フォルダを指定。今回は受信トレイと送信済フォルダをインポートしました。
嬉しいことに、全てのサブフォルダまでインポートできました。
アドレス帳もエクスポートして、ThunderbirdとGoogleContactにインポート。
昔は文字コード[ANSI]のせいで文字化けがありましたが、[UTF-8]になっていたのですね。GoogleContactではCSVファイルの項目名を[Name][E-mail Address]に替えてインポート。アドレス帳のサブフォルダは手作業でタグに指定しました。

今回は全部うまくいって助かりましたが、このアドオンの更新が継続されなかったら、いつかはThunderbirdのアップデートで使えなくなります。
プロバイダSo-netのWebメールも確認しましたが、いまいち使い勝手が良くない。
こちらのお客様にはGmailも設定して、GmailでもSo-netのメールを送受信できるように設定しました。

  • 2022年6月21日

MacBook Airにマルチモニタ接続するモニターを検討しています。
とりあえず、うちにあるEIZO_FlexScan_EV2785を検証。

かなり綺麗だと思いますが、Macの画面と比較すると黒が違います。
色の明るさやコントラスト・もっと細かい調整をすることもできますが、素人の私では何をどうすればMacの画面に近づくのかなかなか難しかったです。
詳しい人ならもっとちゃんとカラーマネージメントできると思いますし、カラーマネージメントモデルのモニターならもっと高画質になるでしょうね。

 

  • 2022年6月15日

MDM監理のiPadがJamfにチェックインできなくなった

会社でMDM監理しているiPadやiPhoneが、Jamf Nowにチェックインできなくなりました。
検証用のiPadはチェックインできるので、最初はあまり使ってない人がいるのか・・・と思っていましたが、段々できない端末が増えて、どうやら検証用端末以外はできないことがわかりました。
iPad OSのアップデートは手動でできますが、いくつかの端末のアプリが期限が切れるとメッセージが出ています。

チェックインできていない期間は、長い端末で72日。
おそらく、Appleサービスの「Apple Push Notification service (APNs)」「自動登録」「App の Volume Purchasing」の更新をした時に何か間違えたのだと想像できました。
マニュアルには正しい登録の仕方などは書いてありますが、間違えたかどうかの確認や、修正の仕方が経験が無いのでわかりません。
MDM監理は2社の監理に分かれていて、登録数が2台のみの方から確認をしました。もう片方は10台以上あって、端末は常時業務で使用しています。

いろいろやってみてもわからないので、Jamfの「ヘルプ&サポート」のチャットに書き込んでみました。
拙い英語のチャットで、チェックインできなくなった旨を伝えると、Jamf NowのAPNs画面と、端末の画面のスクショを送ってほしいとのこと。

取引先のパソコンでの作業であり、スクショをチャット画面に送るのに手間取っているうちに、タイムアウトになってしまいました。ウィンドウも閉じられてしまって、対応してくださった方のお名前もわかりません。
再度別のサポートの方に説明、今度は日本語で対応してくださいました。

送っていたスクショを再度送信すると、端末を初期化すれば接続できるようになるだろうとのこと。
MacbookにUSB接続して、端末を初期化。時間がかかるのでチャットは閉じて、続きはメールに切り替えました。
端末のアップデートが始まりましたが、終わっても何も変わらず、もしかしたら初期化されていないのかと思っていると、最初のサポート担当の方からもメールが届いていました。

Jamf Nowと端末のAPNを確認して、端末が最初に登録されていたものとは異なるものでAPN証明書を更新しているそうです。
[設定]-[一般]-[デバイス管理]-[CompanyName]登録またはMDMプロファイル-詳細-[モバイルデバイス管理]見出し-JAMF…ペイロード-[トピック行]に移動。
ここに表示される「com.apple.mgmt.External…」。これが一致しないと接続できないと説明して頂きました。

モバイルデバイス管理

この時点で行う必要があるのは、正しいプッシュ証明書を見つけて(使用した可能性のあるいくつかのApple IDにログインする必要がある場合があります)、APNを更新することだけです。正しいプッシュ証明書が見つからない場合は、Apple(https://support.apple.com/en-us/HT208643 )に連絡する必要があります。

 

これが2つの管理が逆になってしまっていたのでした。正しく登録し直すと、1台を残して全部修復できました。
最初になぜか1台だけ接続できていた端末が逆にできなくなったのは、間違えて登録していた間に設定した為だったかと思います。
これは、MacbookにUSB接続して、Apple Configurator2で初期化し、MDMの自動登録をすると正常に設定できました。

初期化

iPadでiPadOSを復元中

サポートしてくださったJamfのお二人に結果と感謝の意をお伝えして、この日無事に全台解決できました。
わかってしまえばマニュアルにも書いてある事で、当たり前なのですが、1年に1度の作業なので、どんなミスが起こり得るのかなかなかわかりません。
Jamfのサポートの方々と、Google翻訳と、DeepLに感謝です。